彫師さんの工房から
数え切れないほどの校合摺り(きょうごうずり)が出てきました。
校合摺りとは、
主版(おもはん/線画を残して彫る)を彫り終わった段階で
色指定を行なうために摺られる墨摺絵のこと。
色指定をされた校合摺りは、
版木に貼られ、それぞれ必要な色版に彫られていきます。
これが残っているって
実はとっても貴重なんです。
ですから、この束を見た時、私たちは
「オォ〜!!」と雄たけびを上げてしまいました。
こんな素晴らしいものに出会えるなんて・・!!
いわゆる、「鑑賞されることのない絵」なんです!
彫師さん、
「ほらね、こんなのもあるよ」と
ご自身の座布団の上にサラッと置きました。
座布団の柄と
美人画がなんとも面白いバランスです・・!!