八世森田勘弥の駕舁鶯の治郎作
寛政六年八月、桐座上演の切狂言の「四方錦故郷旅路」に登場する松本米三郎の仲居おつゆの役を描いたものです。芝居は近松物の心中狂言としてよく知られた桜川忠・・・
寛政六年八月、桐座上演の切狂言の「四方錦故郷旅路」に登場する松本米三郎の仲居おつゆの役を描いたものです。芝居は近松物の心中狂言としてよく知られた桜川忠・・・
寛政六年五月、桐座の「敵討乗合話」へ登場した肴屋吾郎兵衛を描いた作品です。この役は松下造酒之進の娘、高城野、しのぶの姉妹に助刀をして、親の敵志賀大七を・・・
写楽は、第一期作品中で半身二人立の絵を五図描いていますが、これはそのうちの一図で、「花菖蒲文禄曽我」の狂言に登場する二人を描いた作品です。写楽はこれら・・・
寛政六年五月、都座の「花菖蒲文禄曽我」に出る仇討ちをする奴の袖助を描いた作品です。 演じている大谷徳次は当時の道化役の一人者でした。下がっ・・・
寛政六年五月、都座の「花菖蒲文禄曽我」に出場する三世瀬川菊之丞の田辺文蔵の妻おしづの役を描いたものです。田辺文蔵は石井兄弟の仇討ちを助け、暮らしの困窮・・・
三味線の音を調節している新造の前には教本や爪箱などが描かれ、片膝をたてた典型的なポーズとともにひとつのまとまりを見せています。 それに対し・・・
子どもが「かゝア」と母を呼ぶのを父が口真似していったことで、それをのばした俗語になります。 このシリーズは享和3年の制作で十図知られていま・・・
円型の封じ絵には、武士(シ)、葉に濁点(バ)、炭(スミ)、野原(ノ)、柄杓(エ)で「芝住の江」と読めます。このシリーズは他に4人の美人も描いています。・・・
「節分のまめにそたてはおのづから鬼をもひしく和子のいたずら」と十返舎一句の歌が記され、歌舞伎女形の団扇を持ついたずら盛りの子どもに手を焼く二人の女性を・・・
寛政8年頃に制作された有名な水茶屋の女性を描いた8枚シリーズのひとつ。 「風すずしそのの志おりや難波かた」の一句から、この女性は難波屋おき・・・