当世子育草
「節分のまめにそたてはおのづから鬼をもひしく和子のいたずら」と十返舎一句の歌が記され、歌舞伎女形の団扇を持ついたずら盛りの子どもに手を焼く二人の女性を・・・
「節分のまめにそたてはおのづから鬼をもひしく和子のいたずら」と十返舎一句の歌が記され、歌舞伎女形の団扇を持ついたずら盛りの子どもに手を焼く二人の女性を・・・
寛政8年頃に制作された有名な水茶屋の女性を描いた8枚シリーズのひとつ。 「風すずしそのの志おりや難波かた」の一句から、この女性は難波屋おき・・・
十図からなるシリーズ物のひとつ。 女性に対する教訓の文章を画中に描き、その長い文章と対比して描かれる半身像の女性は、みな画面の一方によせる・・・
寛政の三美人のひとり高島屋おひさの図です。右手に持つ鏡の背面の文字と丸に三つ柏の紋で高島屋の「高」とその定紋を示しています。 それに美人の・・・
画中の短冊形の中には、「鼠の聲ににごりをうち劍をたいしたる虫」とあります。 これは、おきたが朝顔というあだ名の男性に好意をもたれ迫られたの・・・
このシリーズは享和3年の作で十図からなっています。箱枕に頭をつけて寝転びながら美人が読むのは「繪本太閤記 七篇巻三」。 これは安政9年から・・・
戌の刻とは午後8時から9時頃のこと。吉原では昼見世と夜見世があり、後者は暮六つ(午後 6時頃)から始まり、遊女は緋色の毛氈の上に座って客を待ちます。・・・
現在、花嫁が身につける角隠は、江戸時代では外出する時のかぶり物として髪の乱れやほこりをよけるために使われていました。 この絵は暑い日中に角・・・
紅色の鮮やかな桜模様の下着に対し、着物の裾には紅葉と枯れ葉が描かれています。 これは心のなかはいまだ春のような美しさを持ちながらも、外見は・・・
江戸の南、西、東南にあたるそれぞれ品川、新宿、深川の女性を描いたシリーズ物。 この女性は新吉原の廓芸者を描いたといわれ、「と」のついた頭文・・・