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涼感たっぷり、北斎さんの描く波と富士

暑い・・・

とっても暑いですね。

みなさま、お元気でいらっしゃいますか?

こまめな水分補給は本当に大切ですね。

さぁ、こんな暑い日々には北斎さんの絵で涼感を!

『アート大好き青野カエル的解釈の北斎・富嶽三十六景の旅』へ参りましょう〜!

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北斎 富嶽三十六景「東海道江尻田子の浦略図」

言わずと知れた富士見の名所、駿河湾沖からの眺めです。
近い、大きい、青い。

田子の浦ゆ うち出てみれば真白にぞ
富士の高嶺に 雪は降りける

奈良時代に山部赤人が詠んだ歌です。
急にでっかい富士山が目の前に現れて、
こんな季節なのに雪が積もってるよ。
と、だいぶビックリしているようですね。
夏だったのでしょうかね。

田子の浦に 霞のふかく見ゆるかな
藻塩の煙 たちやそふらん

平安時代の大中臣能宣の歌です。
この歌は「東海道江尻田子の浦略図」の情景、
そのものという感じがします。
霞がかかっているその下に、塩田が広がっています。

奈良平安の昔から、江戸そして現在に至るまで、
ずっと変わらず富士山は富士山なのですね。
つい歌に詠んだり、絵に描きたくなっちゃう。
カエルも新幹線に乗ったら新富士駅前後で絶対、写メしちゃいます。

現在、田子の浦と言えば、富士市の田子の浦港がある
まさに新富士駅のあたりになるかと思います。
ただ、この絵のロケーションはもう少し東、
沼津市の西浦あたりではないかという説が説得力を持ちます。

なぜならば、富士山の前にある山はどう見ても愛鷹山だから。

(愛鷹山「南東から」wikipediaより画像引用)

あれ? でも沼津って、江尻のずっと東ですね。

山部赤人が田子の浦から出たらば富士山が見えた、
というからには田子の浦は清水港、江尻あたりより北であったとも言える。
一方で、江戸末期から明治時代の絵師、湯川周麿の浮世絵には
「田子の浦 蛇松」という沼津の名所を田子の浦といっているものがあります。

思うに明治の初めくらいまでは、
西から船で旅してきて三保の松原あたりで富士山がデーンと現れると、

おおっ、なんと素晴らしい!
これが有名な田子の浦と富士の光景か、一首詠もう。

となり、東から東海道を歩いて愛鷹山に隠れていた富士山が、
原宿あたりでドドーンと見えてくる、反対側には千本松原と海が見える、

おおっ、田子の浦と富士ってのはこれかぁ、歌の通りだなぁ。

となるわけです。
要は、今のように国土地理院の正確な地図を持たない庶民感覚では、
駿河湾の奥まったところ全体を「田子の浦」ととらえていたのだと思うのです。

だから恐らく、江尻から沼津あたりまでの長い海岸線は、
白砂青松の富士見の名所というひとくくりでOKだったのじゃないかな、と。

ここが沼津だとしたら、この頃にはまだ桜エビの漁はなかったそうですから、
二艘で一組の網曳漁で捕っているのはアジでしょうかね。
アジの干物、美味しいですものね。

お手すきの方は、
舟側面の上辺の長さをぶんまわし(コンパス)で測ってみましょう。

大きな舟の長さは、富士山の左の稜線の長さと一致。

小さい舟の長さも、右の稜線の裾までの長さとほぼ一緒のようです。

大きい方を稜線に合わせて反転させると、
二艘の船べりで富士山の形になるのが面白いと思います。

足元の塩田での人々の営みから、沿岸の漁師さんたちまで、
富士山が神様のように大きな懐で包み込んでいる、そんな絵だと感じます。

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カエルの旅、次回もどうぞお楽しみに!


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