沼津 黄昏図 (ぬまづ たそがれず)
三島から6キロ。三島の朝の旅愁を描き、沼津では夕暮れの感傷を描いています。 ここは黄瀬川(木瀬川)沿いの細道で、街道から外れた寂しさを見せ・・・
三島から6キロ。三島の朝の旅愁を描き、沼津では夕暮れの感傷を描いています。 ここは黄瀬川(木瀬川)沿いの細道で、街道から外れた寂しさを見せ・・・
大磯から16キロ。小田原宿に入る手前で「酒匂川」を渡ります。橋はなく、肩車や蓮台で渡る難所のひとつでした。 今まさに大名一行の駕篭を蓮台に・・・
平塚から3キロ。東海道絵中でも佳作の内に数えられている「虎ヶ雨」。 田んぼの先は磯馴松、その向こうに開けている相模灘。空と沖のかすかな明る・・・
藤沢から14キロ。画題の「縄手道」とは、田んぼの中を長く続くあぜ道のことをいいます。 あぜ道に「平塚宿」と記された背の高い杭があり、ここか・・・
戸塚から7.3キロの藤沢。遠景の山頂に見えるのは時宗総本山である遊行寺です。 ここは東海道のなかでも有名な寺院で、参詣の人も絶えず、庶人の・・・
保土ヶ谷から9キロの戸塚は、日本橋を朝早く発ち、ほぼ一日を経て辿り着ける宿でした。 ここから鎌倉への道に分かれ、絵の中にも「左りかまくら道・・・
神奈川から5キロ。画題の「新町橋」を渡ると保土ヶ谷宿に入ります。 宿場の家並み、存在感のある樹木の向こうに見える淡くぼかした橙色の空、川の・・・
川崎から10キロの神奈川宿は街道のゆるい丘陵途中にあり、ここを越えた先が現在の横浜です。 街道に軒を並べる茶屋や料理屋から旅楽の風情が感じ・・・
品川から10キロの川崎宿。 絵はこの宿に入る手前の六郷川の渡しが描かれています。六郷川は多摩川の下流の別称になり、多摩川が荏原六郷を流れる・・・
日本橋から8キロ。五十三次最初の宿場、品川。 絵は大名行列の最後尾が八ツ山を右手に街道を南へと進んでいく姿を描いています。左手にひらける袖・・・