「見当をつける」の見当は浮世絵用語
2016.10.11
「見当をつける」という言葉、
普段の生活のなかで使いますよね。
だいたいこういう感じでしょ?
というように予測をたてるという意味ですよね。
これ、実は
浮世絵の用語なのです。
色を摺るとき、
ぴったりと同じ位置に和紙を置くために
なにかしらの目安が必要になります。
そこで、
絵の枠外にL字型の
凸(デコボコのボコですね)を
彫っておきます。
こんな感じ。
これは先日の彦坂木版画さんのワークショップで
彦坂さんが見当を彫ってくれました。
とてもきれい。
全体で見るとこういうことです。
右下にL字の見当があります。
(コロッケのまわりのガチャガチャした彫りは、
初心者の私が彫ったものなので目をつぶってくださいね)
そのL字に紙の隅を合わせれば
ぴったりと同じところに色が摺られる、というわけです。
ところ変わって、これは町田市立国際版画美術館での
木版摺り体験で見当に合わせて紙を
そっと置こうとしているところ。
気分的には、
だいたいこういう感じでしょ?どころではなく、
念を込めて紙を置いてます。