岩下書店 | 復刻版浮世絵木版画専門店
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2016年のクリスマス、いかがおすごしですか?

クリスマスイブです。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
スーパーや百貨店は食品売り場が
いつもの何十倍もの賑やかさで
スゴイことになっていますね。

クリスマスといえば、
クリスマスカラーというものがありますよね。

赤、緑、白。

そういえば、どうしてこの色なのでしょうか。
皆さま、ご存知ですか?

赤はイエス・キリストが十字架の上で流した血の色から“愛”の象徴。
緑は冬でも枯れない常緑樹(もみの木やヒイラギ)の色から“永遠の命”の象徴。
白は雪の色から“純潔”の象徴。

他にも色々と諸説ありますが、
色の意味を知ると
ちょっと厳かな気持ちになるものですね。

そしてこちら。

56
歌川広重 「江戸名所百景 浅草金龍山」

雪景色の中、赤と緑のクリスマスカラーが使われ、
なんともこの時期にピッタリではありませんか。

浅草といえば、多くの方がこの大きな提灯が
頭に浮かぶのではないでしょうか。
外国の方にも大人気のスポットですしね。

これは雷門から浅草寺境内まで続く
参道を遠近法で見事に描いた作品です。

安政の大地震の後、曲がってしまった五重塔の九輪が
無事に修復されたことへの喜びが
この作品に込められているのです。

なるほど、そう見ると
上部分の黒いぼかしは夜を表現し、
雪の参道を歩く人たちの
足音が聞こえてきそうくらいに
深々と静けさが漂っているにもかかわらず、
安堵といったら良いのでしょうか、
明るさを感じますね。