大磯宿は東海道五十三次の8番目の宿場。『虎の雨』の題名の通りどことなくさみしさが漂う
雰囲気ですよね。
『虎の雨』のタイトルは当時の歌舞伎の演目
曽我物語
に登場する兄十郎の愛人、虎がその由来。
兄弟が仇討ちを果たした夜に降った雷雨。この時の雨は十郎との別れを嘆く虎の涙だということで、虎が雨といわれています。
現代に生きる私たちにはどちらかというと夏のイメージが強い大磯。
曽我物語が当時とても人気のあった作品であったため、当時の人にとってはこの作品の
イメージが強かったのではないでしょうか?
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