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ドキュメンタリー映画『大英博物館 プレゼンツ 北斎』が凄い

先日、横浜中区若葉町にある映画館
ジャックアンドベティさん
(ここがとってもレトロな味わい深い良い映画館なんですよ)で
『大英博物館 プレゼンツ 北斎』を観ました。

2017年5月〜8月にかけて
イギリス・ロンドンにある大英博物館で開催された
『Hokusai:Beyond the Great Wave』をフィーチャーし、
展覧会の舞台裏や北斎の作品を今までにない
驚くべき詳細さで体験することができる、
北斎に関する映画としては初の長編ドキュメント。
(映画リーフレットより引用)

やはり葛飾北斎という人物は、物凄い存在感ですね。
もうこの世にいないというのに、
これほどまでに人の心に、熱をもってにじり寄ってくる。
それは作品からはもちろんですが、
北斎の生き様からもジリジリとにじり寄ってくる。

『あんた、本気で生きてるか?』
そう問われたようでした。

また、
日本の映像技術によって、
北斎の作品を今までにない驚くほど隅々まで見ることができ、
名作の新たな解釈など、
どのシーンもまばたきするのが惜しいくらい見逃せません。

そして
北斎研究者のロジャー・キース氏。
コメントしながら思わず嗚咽する彼の熱量も凄い。

赤富士、浪裏をはじめ、
すべての作品に宿る北斎の魂。
彼の生涯に魅了される圧倒的な87分でした。

映画の後は、あらためて赤富士と浪裏を観たくなりました。


素晴らしい作品を
取り扱わせていただいていることに
あらためて感謝の気持ちでいっぱいになります。