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品川 日之出 (しながわ ひので)(2015.10.03)
日本橋から8キロ。五十三次最初の宿場、品川。 絵は大名行列の最後尾が八ツ山を右手に街道を南へと進んでいく姿を描いています。左手にひらける袖ヶ浦の海には明けそめる空の美しさのもと満... -
日本橋 朝之景 (にほんばし あさのけい)(2015.10.03)
江戸から京都まで百二十四里半という長い旅の振り出しは、ここ日本橋でした。 夜間の町の治安を守るために封じていた木戸が左右に開かれると、家々の向こうの空を染める朝焼けとともに今まさ... -
都座楽屋頭取(篠塚浦右衛門)口上図(2015.10.03)
都座の楽屋頭取(多分篠塚浦右衛門)が、舞台で口上の巻を広げ、次に上場する狂言や役者名、役名を読み上げている姿を描いた作品です。 楽屋頭取とは、こうした口上の読み上げのほか、楽屋全... -
四世松本幸四郎の新口村孫右衛門 中山富三郎の梅川(2015.10.03)
寛政六年八月、桐座上演の二番目狂言、近松の梅川忠兵衛の「冥途の飛脚」を書き替えた「四方錦故郷旅路」の新口村の段を描いた作品です。 恋ゆえに金につまって封印切りの大罪を犯してしまっ... -
二世小佐川常世の竹村定之進妻桜木(2015.10.03)
寛政六年五月、河原崎座の「恋女房染分手綱」に登場する小佐川常世役の桜木を描いた作品です。 この常世という女形は、愁嘆事に秀いで、華やかさに乏しく「実六分花四分」と評された役者で、... -
市川男女蔵の関取雷鶴之助と二世大谷鬼次の浮世土平(2015.10.03)
寛政六年七月、河原崎座上演の「二本松陸奥生長」という伊達騒動を扱った狂言の登場役者を描いた作品です。 ここでも写楽の機構美が発揮されています。四本の刀の枠の中に二人の役者の姿態が... -
三世坂田半五郎の子育観音坊と三世市川八百蔵の不破伴左衛門(2015.10.03)
寛政六年七月、都座の「けいせい三本傘」に出演した俳優を描いた作品です。 この絵ほど歌舞伎の独特の見得の美しさを感じさせる作品はありません。それほどに歌舞伎の舞台の瞬間美が垣間見え... -
尾上松助の松本造酒之進(2015.10.03)
寛政六年五月、桐座の狂言、「敵討乗合話」の内の役を描いた作品です。浪人した上、貧困のうちにあって、志賀大七(二一座)のために殺害される役ですが、その寂しく疲れた不運な生活を送る造酒之進の役柄... -
沢村宗十郎の名古屋山三と三世瀬川菊之丞の傾城かつらぎ(2015.10.03)
寛政六年七月、都座の「けいせい三本傘」の出演俳優を描いた作品です。この図の特徴のひとつとして、色彩が背色の白雲母摺と対映して、他の写楽の作品と比較して最も派手であるということです。 ... -
二世瀬川富三郎の大岸蔵人の妻やどり木と中村万世の腰元若草(2015.10.03)
第一期の作品中に含まれる二人立半身像は、色彩と人物にもひとつの対照を見せているのが特徴になっています。 痩せた富三郎と肥った万世との対照、比較的薄色の配色の富三郎と濃い色彩の万世... -
中山富三郎の宮城野(2015.10.03)
女形を描いた写楽の作品の中では名作の一枚になります。 寛政六年五月、桐座上演の「敵討乗合話」で、親の敵志賀大七を妹のしのぶとともに討つ役、宮城野を描いた作品です。「ぐにゃ富」とあ... -
二世大谷鬼次の奴江戸兵衛(2015.10.03)
この絵は写楽作品中でとても有名な一枚です。寛政六年五月、河原崎座上演の「恋女房染分手綱」に登場し、悪人鷲塚八平次の手下の役を描いた作品です。 悪人の一味であり、この絵を一見しただ...